生産性もUPする!?暮らしを豊かにする『色の科学』
こんにちは~実はカーテンの色がピンクなあやかんぼ(@plantpeaceful) です。
皆さんの好きな色はなんですか?
私は、「青」も「ピンク」も「黄色」も「グレー」も…好きな色たくさんあり過ぎて選べません(*_*)
何か特定の色が好きで、インテリアをその色で統一していたり、その色のアイテムをたくさんもっていたりする人は、もしかしたら知らず知らずのうちに「色の影響」を受けているかもしれません。
今日は、そんな『色』についてお話をしたいと思います。
「色の影響」の具体例
暮らしの中には色が溢れています。
「色の影響」については、昔から様々な研究が行われてきました。
具体的に、どのような研究や報告があったのかご紹介します。
まずは、2007年にロチェスター大学で行なわれた実験です。
大学に通っている学生に「知能テスト」を受けてもらいました。
『1つ目のグループ』
解答用紙に赤いマーカーで受験番号がかかれているテストを受けてもらう
『2つ目のグループ』
同じ解答用紙に黒いマーカーで受験番号がかかれているテストを受けてもらう
この2つを比較した時、違いが出るのかを調べました。
その結果、なんと赤で受験番号が書かれていた『1つ目のグループ』は、多くの設問に答えたものの、間違いも多く、成績は平均を下回りました。
このことから、赤はストレスを生みだし、それによって気付かないうちに論理的な思考を阻害されていたという考察がされていました。
また、別の研究では、リラックス効果が確認されているピンクに関する面白い報告もあります。
1979年アメリカで行われた研究で、とある独房の壁をピンクに塗ったところ、この独房に入れられた囚人は15分間持たないうちに攻撃性が弱まり、与えられた作業も容易にこなしたと言う報告がされています。さらに、独房を出た後も効果は少なくとも30分間持続したそうです。
この研究を行った科学者は、ピンクについて「血圧を下げ、拍動を減らす効果がある。エネルギーをそぎ、攻撃性を弱めることで、精神を安定させる色である。」と結論づけています。
これらの話からも色がどれだけ人間に対し影響を及ぼすかわかっていただけたでしょうか?
色をうまく使うことによって自分の気分を落ち着かせたり、興奮させたり、集中させたりもできるのです。
続いて、色の持つ特性を紹介したいと思います。
それぞれの色の特性
青
単純作業がはかどる、創造力が高められる、部屋を広く見せられる、鎮静効果がある(気分の落ち込みやすい人には適さない)、居眠り運転の危険を減らす
赤
最も強い色、危険と身体的優位性を表す、活動的でエネルギーを与える、セクシャルな色、食欲を増進させる、熟考するには向かない、反復作業の集中力を高める、視線を引きつける
ピンク
リラックスさせる、落ち着かせる、幸福と希望の色、ストレスを和らげる
緑
安心感を与える、血圧を下げる、心を鎮める、食欲が増進する、信頼を抱かせる
黒
敬意を抱かせる、強気にみえる、部屋を暗くする
灰色
活性化効果もリラックス作用も低い、彩度の高い色の引き立て役、最も効果の低い色、中立的、高周波の騒音の不快感を軽減する
白
活性化効果もリラックス作用もない、子供部屋には適さない、天井を高くみせる、鬱病の発生率高くなる、清潔感を与える、低周波の騒音の不快感を軽減する
紫
不眠症の人におすすめ、心を落ち着かせる、深く内面と向き合える、敬意を抱かせる、謎めいた印象を与える、食欲を削ぐ
黄色
活気を与える、興奮作用はない、知的な色、鬱に陥りやすい人におすすめ、コミュニケーションを円滑にする、眠りにつくのを妨げる、集中力を高める、好奇心を刺激する
オレンジ
安心感をもたらす、攻撃性はもたずに注意力を呼び覚ます、食欲を増進する、消化器系の不調を癒す、自己表現が必要な場所に適している、衝動買いを促す
色を利用してみた
私は、以前ブログで紹介した「スマートライト(LIFX mini)」を使って、部屋の照明をその時々の気分に合わせた色に変えて生活しています。
コチラ↓
例えば、リラックスしたいとき私はよく緑色の照明にします。
また、音楽を聴いてテンションが上がっている時は赤色にしたりします。
興味のある方は是非スマートライト「LIFX Mini」を使用してみて下さい。
スマートライトを持っていなくても、カーテンの色やベッドシーツの色、家具の色などでも人間は影響を受けるので、お買い物の際はその部屋でどういう作業をするかを考えて決めた方が良さそうです。
学習意欲と生産性を高める色
様々な研究から、「色の影響」によって目覚ましい学習効果を上げるということがわかっています。
お子さんがいる家庭では、「子供がなかなか宿題を集中してやってくれない。」「すぐに注意力がそれてしまう」だとか、そういった悩みを抱く人も多いことでしょう。
そんなご両親に朗報です。黄緑とオレンジと空色は学習能力を高めるということが証明されています。
逆に学習能力を下げる色として白と黒と茶色があります。
成人に対する色の影響についても、子供と同様の結果が出ています。
壁が白いオフィスよりも色彩豊かな部屋の方が生産性が上がるという報告があります。
あなたの職場の壁は何色ですか? 私は残念ながら白色です(;ω;)
さいごに
人間が日常的に「色」にどれだけ影響を受けているのか、お分かりいただけたでしょうか。「色」に惑わされるのではなく、むしろ利用することで暮らしをより豊かにしていきませんか?
今日はゆっくりしたいから、部屋の照明を緑にしよ~っと。
今回このブログを書くにあたって、参考にした本はコチラです(^^)/
毎日の暮らしをアップデートして、「ミニマムストレスLife」に過ごしましょう。
ではでは、また明日(*'ω'*)
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